(増補改訂版) マルクスの物象化論 -資本主義批判としての素材の思想 epubダウンロード

(増補改訂版) マルクスの物象化論 -資本主義批判としての素材の思想

strong>本, 佐々木 隆治

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によって 佐々木 隆治
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内容紹介 哲学批判と「実践的・批判的」構えとしてのカール・マルクスの「新しい唯物論」を解明し、「素材の思想家」としてのマルクス像を照らす。 第I部 「実践的・批判的」構えとしての「新しい唯物論」 第1章 マルクスの「唯物論」にかんする諸説 第2章 マルクスにおける「新しい唯物論」 第3章 哲学批判と「実践的・批判的」構えとしての「新しい唯物論」 第II部 物象化論の「実践的・批判的」意義 第4章 物象化論の理論構成 第5章 物象化と疎外 第6章 物象化と所有 第7章 価値の主体化としての資本と素材的世界 結 論 素材の思想家としてのマルクス 著者について 著書『マルクス 資本論』(角川選書)『カール・マルクス』(ちくま新書)など。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 佐々木/隆治 1974年生まれ。立教大学経済学部准教授。一橋大学社会学研究科博士課程修了、博士(社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
以下は、(増補改訂版) マルクスの物象化論 -資本主義批判としての素材の思想に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
2012年に刊行された初版も持っていますが、今回「増補」分も含まれるということで入手しました。この間に著者は『カール・マルクス』(ちくま新書)や『マルクス 資本論』(角川選書)といった入門書を出していますが、これらでマルクスへの関心を深めてもう少し先に進んでみたいという方はぜひとも読まれたい一冊です。マルクスのテキストに深く内在して解釈を行い、マルクス理論の持つ実践的な意義を明確に打ち出しています。また、最近では晩期マルクスの思想など、MEGA(新マルクス・エンゲルス全集)の刊行によって利用可能となった資料をふんだんに活用した研究が出てきていますが、それらについても、本書で展開された、物象化論と素材の思想という視座に基づいてこそその真意を捉えることができる、ということも本書を読めば明らかになるでしょう。従来のマルクス主義の研究に多く見られる外在的な読み方を一蹴し、世界的に多種多様な社会問題が噴出している現在において求められている理論を提供する、まさに21世紀におけるマルクス研究の基本書と呼ぶにふさわしい内容です。初版と読み比べてみると、全体的に本文が読みやすくなっているように感じます。そして一番大きな違いは三つの補論が付け加えられているところです。(なぜか商品紹介のところには掲載されていませんが。)補論1「物象化論と『資本論』第1部第1篇の理論構造」(4章のあと)補論2「マルクスの賃労働論」(7章のあと)補論3「マルクスにおける労働を基礎とする社会把握」(補論2のあと)合わせて45ページほどの分量があります。これらは著者がこの間に執筆した論文を書籍に合わせて修正したもので、初版刊行以降の著者の理論的深化が反映されています(それぞれの本文との関連での理論的意義は「増補改訂版あとがき」に記載あり)。これらの補論ではそれぞれのテーマがコンパクトにまとめられているので、先に読んで頭に入れておくと、本文を読み進める助けとなります。特に補論3では労働を軸に初期から晩期までのマルクスの理論的発展がまとめられており、本書全体と呼応する内容となっているので、こちらを読んで全体像を掴んでおくと、本文もかなり読み進めやすくなるでしょう。また、第Ⅰ部と第Ⅱ部の内容的連関もより明確に把握できるようになると思います。内容以外のところについて。初版がペーパーバックだったのに対し、今回はハードカバーとなり、かなりしっかりとしており、装幀も格段に良くなっています。定価はやや上がっていますが、約50ページほど増えているのに加え、ハードカバー、さらにしおりの紐まで付いている。初版はAmazonでは定価以上で取引されているようですし、なんの申し分もないでしょう。もちろん学術書なので入門書ほど叙述が平易ではないとはいえ、変に難しい言い回しをすることなく、一つひとつ丁寧に議論を積み重ねているので、専門家でない方でも腰を据えれば読み進めていくことができると思います。「マルクスの実践的意義」を読み解く本書は、研究者や専門家に限らず、これから学ぼうとする学生の方であったり、あるいは実際に社会運動に関わっている方にもおススメです。マルクス生誕200年にあわせて数多くの関連図書が刊行されましたが、その中でも本書はしっかりと中身のともなった屈指の良書。多くの方に読まれてほしいですね。

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